吸血鬼 (ヴァンパイア)1〜life or death〜

□嘘って言ってよ 翔side
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昨日、リーダーからメールがきた。

『話があるから病院へきてほしい』

ただ、それだけの短いメール。

なんだろう…。

疑問を抱きながら病院へ

病室に入ると皆がいた。

櫻「おはよう♪」

相「おはよう…」

松「おはよう。」

ニ「おはようございます…」

大「おはよう♪翔くん」

リーダー以外、様子がおかしい…。

松「あのさ〜…」

櫻「どうした?」

松「俺とニノと相葉ちゃんがもし、人間じゃないって言ったら、どうする?」

櫻「は?…何言ってんの。冗談?」

松「冗談じゃねーよ…。」

真剣な目だ…。

大「どーゆーこと?」

ニ「僕らは…吸血鬼なんです……。」

櫻「吸血鬼…って……」

相「人間の血を吸う生き物だよ」

櫻「本当に?」

松「う…ん………。」

大「…で、オイラたちはどーすればいいの?」

ニ「僕と松本さんは、恋に落ちた人の血を吸わないと消えてしまいます。」

大「えっ!?」

ニ「あの…それで……大野さんの血を…」

ニノが黙る。

大「…オイラの血を吸えば助かるの?」

ニノが小さく頷く

大「分かった…。吸っていいよ」

ニ「分かって言ってるんですか!?…本当は、怖いんじゃないんですか?それに、僕も血を吸うと自分では押さえられないほど暴走してしまうかもしれない…。」

大「それでもいいよ…。」

相「リーダー…よく、考えた方が…」

大「ニノが消えるなんて嫌だ!!!!」

ニ「大野さん…」

大「オイラ…ニノが大好きだから…」

松「良かったな…。お互いに相手のことを好きじゃないと意味がないんだ…。これで、ニノは助かる……。」

ニ「何を言ってるんですか…松本さんも早く気持ちを伝えてください。」

松「俺は…いいよ」

相「何を言ってんの!?」

松「俺…翔くんの血を吸いたくない。」

櫻「えっ!?俺?」

松「リーダーは、ニノのことを好きだったからいいだろうけど、翔くんは…きっと。他に好きな人がいるだろ?俺は、翔くんに普通の恋をしてほいし」

櫻「俺…マツジュンのこと…」

松「いいよ!!…言わないで…」

櫻「俺…嫌だよ。マツジュンが消えるなんて…」

松「俺、翔くんが好きだから…普通の恋をして幸せになってほしい。」

櫻「普通の恋って…いいから頼むよ…。俺の血を吸って…」

松「翔くん…ごめん…。」

誰か…嘘だと言ってよ。

なんで…なんでなんだよ!!

なんでマツジュンなの?

マツジュンが吸血鬼なんて…

マツジュンが消えるなんて…

嘘だろ…。

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