明日には明日の風が吹く

□離れ行く想い 翔side
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翌日
楽屋に向かった。
入ると誰もいなかった。
ソファーに座ろうと思ったら
シャワールームから声が聞こえた。

松「ちょっ!!…相葉ちゃん!!……やめろよ!!」
相「俺さ…マツジュンのことがずっと前から好きだったよ。翔くんじゃなくて、俺じゃダメかな?俺だったら、マツジュンにそんなつらい思いはさせない…。」
松「相葉ちゃん…」

とても、その間に入るなんて出来なかった…。
とにかく、この場から逃げたかった。
ガタンッ!!
近くの椅子にぶつかってしまった。
相「!?」
松「翔くん!?」
櫻「…」
相「話…聞いてたの?」
櫻「う…ん。」
相「俺、本気だから」
そう言ってマツジュンにキスした。
松「んっ…!!」
櫻「…!?」
気づいたら楽屋を飛び出していた。
外は、大雨だった。
いつもは、嫌な雨だけど今は、雨でよかった。泣いてるのが誰にもわからないから…。
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