テニプリBL

□君だけを愛してる@
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〜跡部目線〜


今日は2月13日。
バレンタインの前日だ。


本当なら俺はチョコのことでなんか悩まなくてもいいんだが今年は特別だ。


「景ちゃん、もうすぐバレンタインやなぁ。」


「そうだな。」


この性欲にまみれた変態伊達丸眼鏡は同じ部活の恋人だ。


「何やつれないなぁ。」


「ハッ。俺様に期待するだけ無駄なんだよ。」


忍足は見るからにがっかりしている。


「て言うか何で俺がやる側なんだよ。」


「へ?そりゃ景ちゃんが受けやからやろ。」


「…一回死ね!!」


当たり前やろ?みたいな顔が俺を苛立たせる。


2日前も部活は明後日だからと無理矢理ヤったから尻痛てーし。


「俺泣いてまうで〜。」


「どんどん泣け。」


「酷っ!俺のガラスのハートがボロボロやわ!」


「防弾ガラスじゃねーか。」


だいたいいつも会話はコントだし、忍足はそれで満足なのかが疑問だ。


「侑士〜!お前の番だぜ〜!」


いきなり向日が飛びながらやって来た。


「何やもう俺なんか?ほんなら跡部、行ってくるわ。」


そう言って忍足は行ってしまった。


俺が付き合う際に決めた条件―
他の奴等の前ではいつも通りに振る舞うこと。


なるべく他の奴等にはバレたくなかった。


バレンタイン…どうするべきなんだ。
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