long-美食會
□優しすぎるのも如何なものか
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「んー、美味しー♪」
フグ刺しを囲むトミーロッド様、スタージュン様、なぜかグリンパーチ様。
そしてなぜフグ鯨をトミーロッド様が満喫出来ているのかと言うと、スタージュン様がもう一度捕りに行ったから…お疲れ様です。勿論捌いたのもスタージュン様。
2度も重要な作業をしたせいか、心なしかスタージュン様はぐったりとしている。だが手にした箸を持ち、フグ刺しを食べようと手を伸ばしたんだけど…
すぅっ!
ごくん。
…今度は皆様、ご想像つきましたよね?私も何となくこうなるんじゃないかと思っていました。でもあえて報告します。
グリンパーチ様が、全部食べ(吸い)ました。
スタージュン様、怒るかな?怒っていいと思いますよ、むしろ怒りましょうよ!
そう念を送っていたけれど、スタージュン様は…特に何も言わず退室した。遠ざかっていくその背中が、どことなく哀しげに見えた…
優しすぎるのも如何なものか
スタージュンは食運が無いねと2人は笑うけれど、今のは絶対あなた達のせいです…。
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後書き