『裏・短編集』

□朝H
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朝の温かな日差しで目が覚めた。

今日は休みだしもう少し寝ようかな?なんて考えてたら腰に回された腕に引き寄せられた。背中にピッタリとくっついてきたが何もしてこない様子からするとヒソカはまだ眠ってるらしい。

でも…俺のケツに硬いナニかが当たってる。

ヒソカが起きる前に逃げ出そうと腕をひっぺがしにかかったがびくともしない。

無理して起きられても困るのでそのまま二度寝する事に決めた。

しかし今度は脚を絡めて乗せてきた。ガッチリと俺の下半身がホールドされる。その結果ヒソカのモノが俺の玉に押しあてられる形になってしまった。

俺だって男だ。刺激しないで欲しい…。夕べ散々ヤってもう無理だ。

こっちの気持ちを知ってか知らずか、ヒソカはスースー寝息をたててるがたまにもぞもぞ動くからその度に敏感に感じさせられてしまう。二度寝どころじゃない。

「…ん◇」

やっぱり逃げ出そうと思った矢先にヒソカが目を覚ました。
ヤバい!と思い俺は寝たフリを決め込んだ。


肩に柔らかな唇の感触。

口付けた肩を撫でられ、起き上がるのが気配で分かった。



「☆…はぁ。」

どうやら自分の下半身の状況に気付いたらし。

いよいよもってヤバいなと思ってたら少し荒い息遣いとニチニチとした音が聞こえてきた。

もしかして自分でヌいてるのか?

ヒソカは再び寝転がると俺の肩や首筋、背中に口付ける。それ以上は何もしてこない。自分でシてる。

………………。

俺は布団の中でもぞもぞと寝返りをうってヒソカの方を向く。一瞬目があったけど直ぐに顔を伏せた。恥ずいから。
少し腰を突き出すと既に硬くなってる俺のモノがヒソカのそれにあたる。

「…ふふ∨」

ヒソカは大きな掌で二人のモノを纏めてやんわりと包み込むとゆっくりと上下に動かす。

「ふ。…はぁ。」

「君も一緒にシて∨」

そう耳許で囁くとヒソカは俺の手を向かい合う二人の間のモノに誘導した。

互いの指を絡めながらゆっくりと擦り上げる。俺がヒソカの先端を爪で刺激すればヒソカも同じように刺激してくる。

ふと顎を掴まれ顔を上げさせられたかと思うと口付けられた。触れるか触れないかの啄むような口付け。
下唇をそっと噛まれ俺も上唇を噛み返す。そのまま舌でつぅと舐めてやれば同じように舐め返され舌をゆっくりと絡めてくる。そんな事の繰り返し。


次第に互いの息が荒くなる。

「一緒に。…ね?」

そう言われ俺はこくりと頷きヒソカの肩に額を押し付ける。

互いの手の動きが激しさを増す。

「はっ。ん。ィ、く…っ!」
「ん…っ!」

ほぼ同時に精を放つ。
俺は気だるさから少しぐったりしてるとヒソカが綺麗にティッシュで二人の放ったモノを拭いてくれた。

もう少し寝よ?そう言われ俺は再びヒソカの腕の中で眠りについた。














目が覚めたらまた硬いナニかが当たってたので一目散に逃げた。

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