『流れ星』

□流れ星C話
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―8月末




「あっちーからべたべたすんなっ!」
レオリオは隣で寝そべってる男を忌々しげに睨んだ。

ヒソカはあれ以来、週に1〜2度ふらりとウチに来るようになった。逃げても抵抗しても無駄だという事はうんざりするほど実感したさ。
まぁ。ヤったりヤらなかったり…俺はコイツの気まぐれに振り回されっぱなしだ。


「そういえば俺、来週から暫く留守にするから来ても無駄だぞー。」

「あぁ。…ヨークシンでしょ?気を付けてね。キミ弱いんだから◇」

「るせー!余計なお世話だっ!」




―この時はまだ、俺はコイツの事を何も知らなかった。

幻影旅団の団員だなんて思ってもいなかった…。だって蜘蛛の刺青なんて何処にも無かったし…。
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