『短編集』

□だって怖いんだもん
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…“アレ”の気配がする♠

シンクの下の収納棚の奥。鍋の隣に…居る♠

棚からザルを取りたいけど…奥から出て来たらどうしよぅ♦

もうすぐ彼が帰ってくるから早くご飯作りたいんだけどな…。

う〜ん…。

殺す?とんでもない☆
触るどころか見るのもイヤっ!



「たでーまー。」

「!! レオリオっ!」

「…お前また来てたのかよ。暇だな。」

「おかえりぃ♥待ってたんだよぉ♪(頬っぺたスリスリスリ♪)」

「うざっ!ってか離せっ!」

「離してあげるからザル取って♦」

「…はあぁ?ザルくらいテメーで取りゃいーだろ?」


ボクの顔をぐいぐい押して引き剥がそうとするレオリオにはお構い無しにキッチンまで引きずって連れてきた。
ザルを取るついでに退治してもらわなきゃ♦


「ったくもー仕方ねぇなぁ、…ぅおっ!ビックリしたー。Gキブリ久々見た。」

ぃゃーーー☆!

「え…衛生上よくないから退治したほうがいいよ〜♦」

「…なんでお前そんな遠くに居んだよ?」

「ゔ♣」

「それより〇マキラー無かったっけ?」

「無いよっ!」
フ〇キラーなんてかけたら飛んできちゃうじゃないか♠

「んじゃ、雑誌か新聞紙で叩き潰すか。……て、なんでお前は涙目なんだよ。」

「ぁう。だって…。」

「おいおい。たかがGキブリだろーが。」

「だって…怖いんだもん☆」

「…ヒソカ…いい年した大の大人の男がそのぶりっコポーズはどうかと思うぞ。」

……いい年は余計だよ♠







バシィッ!

「おーい。退治したぞー。」

「…死体は?」

「死体って…トイレに流したげど?」

「ありがと〜♥(頬っぺたスリスリスリ♪)」

「だ か らっ!うぜーんだよっ!スリスリすんなっ!俺は腹へってんだ!さっさとメシ作れっ!」

「はぁい♪」




なんだかんだ言ってもホント優しいんだから♪ お礼に今夜はたっぷりサービスしてあげなきゃね♪

勿論ベッドで♥

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