夢物語
□可愛いお菓子
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『お菓子欲しいから、そんな事言うの?』
敦くんが、私を降ろして、
前にしゃがむ。
紫「お菓子欲しいよ。」
『っ〜‼』
泣きそう、悲しいとか通り越して
苛々してきた。
『帰るっ。』
紫「待って。」
ぱっと手を握らされて、引っ張られた。
バランスを崩し、
敦くんの胸に飛び込んでしまった。
敦くんもバランスを崩して、
床に座り込んだ。
私…怒ってるのに。
ドキドキしてる。
紫「大丈夫?」
『だ…大丈夫。』
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