夢物語
□君色に染まる
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私は何色だった?
『…こんなもん?』
放課後、教室。
私は一人で残って、体育祭のクラス旗を作っていた。
『もう…つかれた。』
何故、一人かというと…
みんな部活やら、なんやら、
青春あんどリア充で暇じゃないから。
人は疲れると眠くなる。
うとうとしていると、
手に冷たい感触があった。
『!?』
びっくりして目をあけると…
黄「起きちゃったっスか?」
the リア充がいた。
自分の手を見た。
『ねぇ、黄瀬君。』
黄「何っスか?」
『私の手って、こんなに黄色かった?』
私は黄色人種だ。
認めますよ、だけどこれは…
みかん食べてもならないよ。
黄「俺色っス。」
黄瀬君は黄色い絵の具のついた筆を
装備していた。
青「ありす、てめぇ…。」
うわっと…青峰がやってきた。
もう…嫌な予感しかしない。