緑夢物語
□やきもち?
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『りまがやきもち妬いたら可愛いよね、絶対。』
高「…また困らせること考えてるっしょ、お姫様。」
緑「…何を見ているのだよ。」
ありすが、珍しく雑誌を読んでいた。
しかも、メンズ誌。
『見て、黄瀬だよ。
やっぱかっこいいね。』
全力の笑顔が語るのは
俺への挑戦だ。
どうせ、嫉妬させたいとか、そんな所だろう。
緑「そうだな。」
『…やっぱさ、バスケだけじゃないもんね。』
緑「そうだな。」
『あ、黄瀬って……。』
思いっきり、ありすの顔が曇った。
緑「…褒めるところ、思いついて無いのだろ。」
ちょっと、考えたら、また、顔色が明るくなった。
『黄瀬のパンツ、可愛いんだよー。』
…だから?
と思っていると、
クラスの女子全員がありすを睨んでいた。
『あとねー、黄瀬は…?』
いきなり、ありすの電話が鳴った。