dream

□クディッチ
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ジョージは人気者だ。
もちろん、双子の相方フレッドもだが。


彼らの周りにはいつも人が集まる。
魔法の鏡越しに見ていた授業でも、彼らはいつも話題の中心で、クラスの中心で。

悪戯はするが、それはいつもみんなを笑わせていて。

ずっと鏡越しにその輪の中に入ることに憧れていた。


彼らの人望により、私にも同級生の友達が次々にできた。今ではすんなりと悪戯に笑いあう輪の中に入ることができて、幸せを噛み締めている今日この頃だ。




そんなジョージが、今日はいない。

友達になって以来、ジョージは私を気遣ってくれたようで、ほとんどの時間を一緒にいてくれていた。平日は勿論、休日も、図書室や花壇にいる私のところにどこからかやってきて、面白い話で楽しませてくれた。




しかし、本格的にクディッチの練習が始まり、グリフィンドールチームの選手であるジョージは、休日である今日も朝から練習に励んでいるのだ。朝食後に引きづられるようにキャプテンのオリバーさんに連れて行かれたジョージとフレッドは、今頃走りこみや筋トレをしているだろうとハーマイオニーが言っていた。
午後からは競技場を借りて本格的に練習をするそうなので、私はハーマイオニーとロンとともに見学にいくことにした。



クディッチは大好きだが、実際に近くで見たことはなく、私はワクワクしながら昼食をとっていた。







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