dream

□クディッチ
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昼食を食べ終えた3人を見送り、私はゆっくりと食後の紅茶を飲んでいた。
ロンとハーマイオニーもシーカーであるハリーを見送ったのか、私の座っているテーブルへ席を移動して来てくれた。


「ハナコはクディッチを初めて生で見るんだって言ってたわね!」

「初めて!?そりゃもったいない!生で見るとすごい迫力なんだぜ!ハナコ、絶対興奮するよ!」

そう言ってもうすでに興奮状態のロンに、ワクワクがさらに募った。ロンの話を聞いていると、私も興奮してきてしまって。夢中で話しながら競技場へあっと言う間に着いてしまった。



「あ、来たぞ!」

「ハリー!」

そう言って叫んだ声は選手たちにも届いたようで、ハリーは嬉しそうに手を振っていた。その様子を見ていたジョージも、私をみて笑顔で手を振ってくれた。





しばらくするとピッチの真ん中に集まっていた選手たちは、一斉に空へと飛び立った。



私は彼らの姿を見て、ドキドキしていた。


空高く自由に飛び回る姿は見ていて爽快だった。ものすごいスピードで加速したと思ったらピタッと止まり力強くブラッジャーを打ち返している。クラブを振り回す様子は、まるで遊んでいるように見えた。アンジェリーナやハリーを叩き落とそうと向かっていくブラッジャーはものすごいスピードだったが、いとも簡単に追いつき、打ち返している。初めはその迫力にハラハラしていたが、ひらりと交わすその様子に興奮してしまった。



スピードが速すぎて、必死で双子を目で追っていた。しばらく見分けがつかなかったが、ふと見せる仕草にあっちがジョージかなぁと思いながら見ていると、ロンが叫んだ。

「ナイスシュート!!アンジェリーナ!」

「アリシアも最高!巧みなフォーメーションだわ!」


そう言ったロンとハーマイオニーの2人の声に、ゴールの方へ振り返る。




その時だった。



「ハナコ!!!!危ない!!」



その声に驚いてはっとした瞬間、
大きな衝撃と破壊音がして、私は床に倒れた。







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