zoro story

□ep1
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雲ひとつない青空。カモメが優雅に飛んでいる港に、1人の青年が降り立った。


「ありがとう。おじさん」

「おう!元気でやれよ小僧」

「おじさんこそ、次会う時には痩せててね。お酒は控えめに」

「そりゃ無理な話だ」


ガハハと大口開けて笑う船主の男性に青年もクスっと笑って担いだ荷物を持ち直した。

「じゃあ」

「おう。元気でな」

お互い握手を交わし、青年は街の方へ足を進める。その背中を主人は穏やかな表情で眺めていた。





「さてっと…次へ進むか」


白で統一されたこの島の建物と青空のコントラストに青年は眩しそうに目を細めた。



「楽しみだな……」


強い想いを胸に彼はまた一歩足を踏み出す












丁度その時、

また一隻船が島につく。


それは物語が大きく動き出した足音



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