リクエスト小説

□虎と狼のデート沙汰
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とある休日…










よう、みんな元気か?オレは虎嶋裕哉。病気知らずのイケメン虎獣人だ。

今、ある人物とデートをするため、公園に向かっているところだ。



相手は誰かって?

それは公園に着たらわかるから、ここでは言わないぜ。





…っと、そうこうしているうちに公園に着いちまったな。

えっと、たぶんその辺に…。

「…おっ、いたいた」

オレは公園のベンチに座っていた獣人を見つけると、走って近づいた。



「お待たせ」

オレはその獣人の後ろから声をかけた。

「あ、裕哉くん」

その獣人はオレに気づくと、ベンチから立ち笑顔を見せる。

狼獣人のグレーの頬に赤みが灯る。こういう風に笑うところがとても愛おしい。



…これで、もうわかったかな。オレのデートの相手。

「悪いな剣狼、待たせて」

「ううん、約束の時間に間に合ったじゃない。問題ないよ」

身長はほぼ一緒だが、筋肉がない分剣狼の方が細く見える。



…そうオレのデートの相手。それは委員長こと大神剣狼だ。

<委員長>はあだ名だがあだ名じゃないぞ。学校では学級委員長だからな。

容姿端麗・文武両道。まるで絵に書いたような完璧獣人だ。

そんな剣狼と付き合えているオレは、超が付くほど幸せ者だろう。
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