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□四ッ谷先輩の怪談 2
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四ッ谷先輩ー
それは学校だけの都市伝説の様なもので
学校に住み着く幽霊だとか
妖怪だとか
恋のキューピットだとか。
あやふやな噂だらけの幻の生徒、でもー
2年A組、窓がわ後ろ
そこにずっと空いたままの四ッ谷先輩の席が確かにあるのだ。
私が聞いたのは、噂で定番らしく
¨四ッ谷先輩が怪奇事件を解決してくれる¨というものー
「と、会うために必要なのがお供え噺?」
『そうだ。聞いた話では四ッ谷先輩は怪奇を喰う(オレは信じて無ェけど)らしくて、なんか怪奇ネタを持っていくと会ってくれるんだと』
「そして、屋上の扉の前で唱える。………何を?」
『えっ、あー…なんでもいいんじゃね?』
私と楠木君は四ッ谷先輩に会いに行くために屋上に向かった。
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