仮面ライダーディライト-世界の光導者-
□第4導 真なる虚像
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『コウイチ…!!』
ファムは変身が解けたリュウガ…コウイチと同じ顔をした男を見て唖然としていた。
「くっ…!!」
コウイチに似た青年は分が悪いと感じ、この場を去っていった。
『お、おい!待て!!』
『煌!今は放っておけ!それより…』
『……!』
『こいつを止めるのが先だぁぁっっ!!』
ファムはブランバイザーを構えて、龍騎に斬りかかっていった。
【SWORD-VENT】
龍騎はブランバイザーに対抗する為に、ソードベントで剣を呼び寄せてそのまま斬り結んだ。
『な…何!?貴様!何故それを持っている!?』
ファムは龍騎が使っている剣に疑問を抱いた。何故なら、彼専用の武器「ドラグセイバー」ではなく紫の蛇をモチーフとしたライダー「仮面ライダー王蛇」の専用武器「ベノサーベル」を使用しているからだ。
『……!!』
『な、何故なんだ!どうして他のライダーの武器を使えて…ぐわぁぁっっ!!』
僅かな隙を付かれたのか、ファムはブランバイザーを勢いよく弾かれベノサーベルの袈裟斬りを受けてしまった。
『ミホさん!!』
―世界の光導者、ディライト!9つの影の世界を巡り、その瞳は、何を照らす?