動き始める時・伝染する負の感情

□嫉妬大会 〜主役?
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「え? ユーヤ、なんて…?」


「だから、「恋愛」」


「れ……ええぇぇ!? 恋愛!?」
「!?」


 あたいはビックリして、大声を出してしまう。
 ま、待ってよ。よりによって、何で一番に当たりたくないのがあっさりと出ちゃうの!?

「五枚の内の一枚なのに…」
「あー……もしかして恋愛は想定してなかった?」
「う…うん」

 他のは頑張れる自信があった。だって、あたいはサイキョーだし、簡単だって思ってたから…。
 でも、恋愛だけは……
 
「えっと……仮に無理だったら辞退できるよ。普通に俺なんかとの恋愛ごっこは嫌だろ?」
「そ……そんな事ないよ! あたいユーヤの事、嫌いじゃないし…」

 むしろ、その逆なんだよ。だから、顔が熱くなるし、胸がドキドキするし……まともにやれそうにないんだよ…。

「……チルノ。俺がリードするから、「うん」って答えるだけで良い。お前、何か辛そうだし…」
「……うん」

 ユーヤは相変わらず、あたいが嫌だって考えてるのかな…。
 違うんだよ……そうじゃないんだよ…。


「宜しいですね? さぁーて、つい最近に来た外来人と氷精、これは面白くなりそうな予感です! 
 では、こちらの準備も整いましたので、始めて下さい♪」




 
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