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今までずっと内緒にしてきたが、私のクラスいや、私の机のまわりはにぎやかだ。


内緒だよ。言う場所がなかった訳じゃなくて、内緒にしてたの。


私の隣はマックス。前が半田で、授業中によくマックスとちょっかいかけて遊んでる。守と風丸、染岡は別のクラスだけどウチのクラスの騒がしさは筒抜けらしい。


豪炎寺も…たしか守のクラスだったはず。


そんな愉快な私たちのクラスにその朝、事件が起きた。


『せんせー。半田くんの影がうすいでーす。』


「せんせー。半端が半端で嫌でーす。」


「かのん、マックス…俺をいじめて楽しいか…?」


『「うん。」』


「ちくしょおおお!!」


「はい、静かにしようなー。そこの三人。」


ウチのクラスの担任、山崎先生。少し垂れ目で優しそうな人。だけど、この前、「先生の名字って銀●のザキですよねー」と言った男子が頭にたんこぶつくってたので、怒ると怖いらしい。


ちなみにさっきの男子の言葉のどこに先生が怒ったのか、私にはわからない。


「今日は転校生がこのクラスに来ます。」


『ぅわぉ。』


「何だよ今の声。」


「転校生かぁ。半田、転校生に一発芸見せれば?」


「無茶振りすんなよ?!」

今回は私たち三人だけでなく、みんながわいわい騒いでた。


転校生。豪炎寺は守のクラスに取られたから確かに次はウチのクラスだったな。


「では、入ってきて下さい。土門君です。」









……………ん?





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