*夢小説

□黒子のバスケ
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バスケットボールの強豪として知られる帝光中学校には、『キセキの世代』と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在していた。

さらに彼らの中にもう2人,『幻の6人目』と『幻の0人目』がいたという噂があった…。



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上を見上げれば青い空の世界。下を見下げれば一面薄ピンク色の世界。

この世界には数え切れないほどの色がある。赤に紫,青に黄色,緑に水色・・・

赤と青が混ざれば紫に,黄色と水色を混ぜれば黄緑に。

しかし,綺麗な色ほど混ざれば混ざるほど汚れていく。その汚れを消し元の色に戻すには,白色を探し出すこと。





───────さぁ,あなたは白色になれますか?


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『ねぇねぇ。そこの新入生!!男子バレー部とかに興味ない??』

『あ・・・・えと・・・女なのでちょっと・・・』

『いや〜ほらマネージャーだよ。マネージャー。』

『あの〜・・・・・・』

『んっ?何か質問??』

『あの!!もう部活は決めちゃってるので失礼します!!』



椿は男子バレー部の部員だと思われる人に,そういい残し目にもとまらぬ速さで走り去った。

地面で休憩している花びらを舞い上がらせ走る姿は,まるで桜の妖精のようだった。



椿は中学生に見えないほど整った顔をしており,すれ違った人々は男女に問わず必ず振り返る。

そのような美しい容姿をもつ椿は,他の新入生より多くの部活から声をかけられていた。

しかしすでに入る部活を決めていた為勧誘中の説明など一言も聞かず,時を見計らいあやふやにごまかし逃げる。そんなことを繰り返していた。


『ふぅ。部活の勧誘ってすごいな・・・。もう今日は帰ろうかな・・・・っていやいや,まだバスケ部に入部届を出してないからダメだ〜!!』


男を撒いた私は,独り言を言いながら再び歩き出した。





5分ほど歩いたとき,それらしき建物を見つけた。

『ここ・・・・かな?』

おそるおそる中を覗いてみると,大きな声とバッシュのこすれる音,それにボールをつく音が響き渡っていた。

やっと私は,女子バスケ部を見つけたのだ。

『わぁ〜!!ここがバスケ部か・・・・』
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