*夢小説
□短編
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ある日突然,俺の前に天使が現れた。いや………正確には少女が頭上から,降ってきた。
白いワンピースに,腰まである綺麗な黒髪。そして背中に生える黒い翼。それはあまりに
…………天使と表現するには程遠く,儚い存在。そして血を………悲しみを連想させる紅い目。
【おまえは…………?】
【初めまして,緑間………真太郎君。】
彼女は妖美に…………………笑った。
これが彼女と俺の出会い。
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【お前は………誰だ?】
【私?…………私は,●●】
【●●…………苗字は何というのだよ?】
【う〜ん。忘れちゃった。】
彼女は笑いながら,空を見上げた。今にも泣き出しそうな顔をして………。
【そうか………。それより,その背中に生えているふざけたものはなんなのだよ。】
【これはね,選ばれし者だけがつけれる伝説の漆黒の羽なんだよ!!】
【…………そうか。】