紅の風
□紅の風
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真選組会議は、今日もさわがしかった。
隊「副長オオオオ!!」
隊「局長が女にフラれたうえ」
隊「女を駆けた決闘で汚い手使われて負けたってホントかァァ!!」
隊「女にフラれるのはいつものことだが、喧嘩で負けたって信じられねーよ!!」
隊「銀髪の侍ってのは何者なんだよ!!」
十「会議中にやかましーんだよ。あの近藤さんが負けるわけねーだろうが。誰だ、くだらねェ噂たれ流してんのは」
隊「沖田隊長と霧影副隊長が…」
隊「スピーカーでふれ回ってたぜ」
総『「あたし(オレ)たちは土方さんにききました(ききやした)」
十「コイツらにしゃべった俺がバカだった…」
土方さんは額に手を当ててうなだれた。
隊「なんだよ、結局アンタが火種じゃねェか!!」
隊「偉そうな顔してふざけんじゃないわよ!!」
隊「って事は何?マジなのあの噂!?」
十「うるせェェェぁぁ!!」
ガシャン
土方さんは机をひっくり返した。
あーあ、お茶が…
十「会議中に私語した奴ァ切腹だ。俺が介錯してやる 山崎…お前からだ」
退「え゛え゛え゛!?俺…何もしゃべってな…」
隊「「「シーン」」」
十「しゃべってんだろーが、現在進行形で」