紅の風

□紅の風
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勲「えー、皆もう知ってると思うが…先日、宇宙海賊“春雨”の一派と思われる船が沈没した。しかも聞いて驚けコノヤロー、なんと奴らを壊滅させたのはたった三人の侍らしい……」



近藤さんは真剣な顔をしながら話した。



ガヤガヤワイワイ



でも皆騒いでいて聞いてなかった。



勲「…驚くどころか誰も聞いてねーな、トシ」



ガチャ



土方さんはバズーカを構えて



ドカン



打った。


あたしはいち早く避難したから当たらなかった。

皆は黒焦げになったけど……



勲「えー、皆もう知ってると思うが、先日、宇宙海賊“春雨”の一派と思われる船が沈没した。しかも聞いて驚けコノヤロー、なんと奴らを壊滅させたのはたった三人の侍らしい……」



隊「え゛え゛え゛え゛え゛!!マジすか!?」



十「しらじらしい、もっとナチュラルにできねーのか」



土方さんは、またバズーカを構えながら言った。



『ちゃんと驚いてるよー(棒読み)』



十「おもっきし棒読みじゃねーか」



勲「トシ、もういい。話が進まん」



近藤さんは、もう諦めたような顔をしていた。



勲「この三人のうち1人は攘夷党の桂だという情報が入っている。春雨の連中は、麻薬を江戸に持ち込み売りさばいていた。その麻薬の密売に、幕府の官僚が一枚かんでいたとの噂がある。攘夷派浪士は噂を聞きつけ 、『奸賊討つべし』と暗殺を画策している……真選組の出番だ」



(バレなくて良かった……)
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