紅の風
□紅の風
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十「……る……る…い……瑠依!!」
『へ……あ、何?』
十「何じゃねーよ!!今は会議中なんだからしっかりしろよ」
『ごめんごめん…』
ーー祭り
十「オイ、総悟は何処だ?」
『知らなーい』
十「てめーの上官だろーが!!」
『うるせぇよ、マヨラーは黙ってな』
勲「総悟ならウ●コしに行ったぞ」
十「それは何十分も前の話だろーが!!」
勲「トシ、他の誰を疑おうとかまわんが仲間を疑うことは俺が許さん。俺は総悟を信じる。きっとウ●コのキレがものスゴく悪いんだ。俺はそう信じたい!」
十「そんな信じ方される位なら疑われる方がマシだと思うがな…」
激しく同感だ。
『それよりも高杉出ないかな〜』
十「何寝ボケたこと言ってんだ!奴の手にかかって一体どれだけ幕吏がやられたと思ってんだ。最近起こった過激なテロのほぼ全てに奴が関わっていると言われてんだぞ」
『会うだけ会ってみたいじゃん?』
十「お前な
ピュウ〜〜〜〜〜〜ドン
土方さんの言葉をさえぎって花火があがった。
二人は花火の方を向いた。
あたしはそのすきに、二人から離れた。
あたしは広い丘に来た。
ここは花火を見る絶好の穴場だ。人が来ないから何でもできる。何でもね……
『そこにいる奴、出てきな』
あたしは一本の大きな木に向かって言う。正確にはその木の後ろに隠れている人物にだけど……
ザッ
隠れている奴が出てきた。
『えっ…………』