黒バス

□ダルいなんて言わない!
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――桐皇学園―――


体育館のステージに寝転ぶ大きな男とそれに寄り添うように座る小さな少女が居た



「もー大ちゃん、今日は試合だよー?」

「あぁー?ダリーよ」

「ダルいなんて言わないの!」

「ダリーもんはダリーんだよ。もうトシかなー…」

「っ!そんな事言わないでよ!私までトシみたいになるじゃない!」

「あぁ?ぁー大丈夫だろ?お前小学生にしかみえないし」

「ひ、酷いよ!ちゃんと高校生だもん!」

「いやマジで…まぁいーや…ガッツでねー…」

「普段もあんまり出てないよね」

「…パン食いてー」

「…私もお菓子食べたいな…」

「あぁーダリー…」

「んー、…アレ?私何しに来たんだっけ…?」

「あー…昼寝しに来たんだろ」

「んー、そうだっけ?」

「そうだそうだ、てことで寝よーぜー」

「んー…」

「寝みーはら寝ろよ」

「んー大ちゃん寝よー…」

「ぁー?ぁー…」

青峰に寄り添う様に寝転ぶ紗希
暑すぎず寒すぎず、心地よい気温にだんだんと眠くなる

当初の目的を忘れ、ゆっくり眠りにつこうとしたら

ガラッと扉が開き、聞き慣れた声が響いた

「もー!青峰くん!何で来ないの!?」

「…すー…」

「あぁ?うるせーな紗希が起きるだろ」

「もー紗希ちゃん青峰くんを連れて来てって言ったのに…一緒に寝てるし…」

そんな紗希ちゃんも可愛いけど
と紗希の寝顔を写真に納めながら呟く幼馴染を少し冷めた目で見ていると睨まれた

「もぅ、部活来てよ!」

「あー…?ヤダよダリー…」

紗希の寝顔を見ながらそう言った






END
 

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