SUMMER WARS!

□初対面、
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「あら、いらっしゃい!あなたが百香ちゃんなのね。姉さんから聞いてるわ。どうぞ」



『お、お世話になります』





き、綺麗な人だ…

何なんだこの家庭。

イケメンと美女しかいないじゃん!!!

神様は不公平だなぁ…



そんなことを考えながらお邪魔させてもらった。




「佳主馬、百香ちゃんを部屋に案内してあげて!」



「わかった」



案内されたのは、広い部屋。


広っ!!!



『…こんな広いとこ使わせてもらっていいんですか』


「いいよ。夏菜子や母さんも楽しみにしてたし。何かあったら隣の部屋にいるから呼んで」


そういうと、佳主馬は自分の部屋らしき所に入った。





ちなみに荷物は、全部佳主馬が運んでくれた。


優しいなぁ。きっと彼女いるな。



そんなことを考えていると、とたとた足音が近づいてきた。


「ねぇね、遊ぼう!!」


夏菜子ちゃんがワンピの裾をくいくいってしてきた。


もぅ。かわいい!!!!


『ちょっと待ってね。…よし、行こうか!』


改めて挨拶をしようと、持ってきたお土産を手にリビングへ向かった。
















『あの、少しよろしいですか?』


「ええ。どうしたの?」



正座をして、背筋を伸ばす。

そしたら夏菜子ちゃんも隣に座った。




『改めまして、田村百香です。7日間、お世話になります。どうぞよろしくお願いします。』


「まあまあ、こちらこそ。」


『あと、これ、つまらないものですがよろしければ貰ってください』


そういって紙袋を渡した。



中には笹団子、柿の種、河川蒸気など、新潟らしいものが入っている。




「こんなに!?気にしなくてよかったのに」

「よかったのに!!」


『いえいえ。お気に召していただければ幸いです』


良かった。

思いっきり私の好みだったもん。



「…百香ちゃん。そんなにかしこまらないで。私のことも清美でいいから!

もっと楽しみましょう!!」


「ましょう!!」


2人ともにっこり笑顔で迎えてくれた。


いいんだよね?




『はい!よろしくお願いします!』




そのあとは夏菜子ちゃんと遊んだり、清美さんと喋ったりした。



…楽しいな。








(ねぇね!これ読んで!)

(うん!いいよ!!)



(…姉さんの言った通り、佳主馬の彼女にしたいわ)




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