人生
□1歳
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産まれて一年。
まだ首もすわらなかった頃に母は私で「遊び」と称してちょっとイタズラをするようになっていた。
どうやら夫婦のコミュニケーションを子供で遊ぶ形でとっていたそうだ。
私は未だにそうなのだが、前からの風に弱い。
詳しく説明すると前から風を受けると鼻で息が吸いにくくなり、口をあふあふさせていたそうだ。つまり息苦しい。
物心ついた頃に軽〜く「前から風来るとなんか息苦しいんだよね〜何でだろ?」と言うと母は驚きを見せた。
「あんたまだそうなの!?」
何のことかわからなかったのだが、話を聞いてみると赤ん坊の時に暑いだろうと団扇で仰いでいた時、気付いたのだと。
ただ、やはりそこは赤ん坊。言葉も通じずあふあふするだけで両親からは遊ばれ、今さらそんなカミングアウトを受けた母は
「あの時は苦しかったのねー('∀`)わからなかったわーヽ(*´∀`)ノキャハ」
苦しかったんだよ、こっちは(`・ω・´)