文章

□なんつーか、その、
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中間試験も無事終了した。

何事もなかったぜ?

ああ、いつも通りに赤点フィーバーだ。


「シルバー、シルバー、勉強教えてくんねえ?」

「悪い、今日の授業後は姉さんと買い物に行く用事があるんだ」

「んだよ、お前はダチより姉さんを選ぶのかよ?」

「当然だ」

ですよねー。

シルバーならそう言うと思ってたぜ。

さすが、期待を裏切らない男、シルバー!


「なあなあ、じゃあせめて、赤点を取らない秘訣とか教えてくんねえ?」

「毎日勉強しろ。それ以前にお前は、予習復習をちゃんとしてこい」

「あー、キコエナイキコエナイ」

聞いておきながら俺ってひでえ。

でも仕方ねえだろ、部活終わるとクタクタなんだよ!


「俺なんかより、クリスに聞いたらどうだ?」

「え…………」

どう考えても気まずいんだよ!

空気読んで、シルバー!

無茶なことを思いながらも目で訴えると、ため息をつかれた。


「まあ頑張れ」

おざなりな言葉、ひらひらと振られる手。

あああああ、追試に受かる気がしない。

さよなら、俺のハッピー学生ライフ。

うちひしがれていると、クリスと目が合った。


「どうか、した?」

ちくしょー、シルバーが名前なんか出したせいで会話を聞いてたみたいだ。

聞かれても、困る。

どうせ真面目な委員長様は「ちゃんと勉強しなかったからよ、全くもう」なんて言うんだろうよ。

その通りだけど、今はそれじゃ困るんだよ。


「なんつーか、その、」

上手く言葉が出てこないけど、言わなきゃ。

言えなきゃ、意味ない。


「クリス、勉強……教えてくれねぇか?」

「…………いい、わよ?」

ちょっと照れくさそうに笑うクリスは、どこのギャルより可愛かった。











まさかの短文!
ごめんなさいー!

しかしゴークリ……書けない……難しすぎる……。
次回こそは高いクオリティのゴークリが書けたらいいなっ……!
(神頼みに近いのが悲しい所である)


とてもひどい管理人のジョウト組の認識。

・ゴールド→頭の中はお花畑。
     口を開けばアホくさい話する女子が好きすぎる軽く見える男子。
・シルバー→姉さんとゴールドと、クリスが世界の全て。それ以外はあんまよく知らない。
     気に入った相手にしかデレない、しかし基本はツンツンしてる。さすがツンデレの代名詞。
・クリス→真面目な委員長。足技キメるぜ。努力が報われなかったりするけどめげない。

しかし他の地方もこんな適当な認識だ……いや、端的に書こうと思ったらキツイ口調になったけど、
別に嫌いな訳じゃないんだよ!?

特にシルバーは一番好きだもの!(それはそれで問題)


次回でゴールドがクリスを好きだ、と完全に自覚する予定です。
あくまでもまだ予定。

後書きのが長いかもしれないくらいですみません。

 2013.5.7.

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