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□あなたを忘れることを許してくださいますか?
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なんにちかたって、アオちゃんとまいにちあそんでたボクだけど。

そのひは、はじめてのことがあったんだ。

いつものようにあそびつかれて、おひるねをしていると。

アオちゃんがくるしそうにしだして、あせだくだくになって、おこさなきゃって。

ボクはいつもみたいにアオちゃん、ってアオちゃんをおこす。

そうしたら、おとなのおんなのひとが、まっさおなかおではしってきたんだ。



「アオ!?こんなところで何を……!
 ダークライが寄ってくるなんて、可哀想に」



アオちゃんをしんぱいしてる、かおがにてるし、もしかしてアオちゃんの『おかあさん』かな。

こんにちは、はじめましてって。

いおうと、ボクはおもったんだ。

なのにキッとにらまれて、すくんでしまった。

ねえ、なんで?

アオちゃんとおなじめで、アオちゃんのしないことをするの?



「しっ、どっかいきなさい!あなたのせいでアオが……!」


「! ボクの、せい」


「ここからいなくならないつもりなら……実力行使です。
 いけっ、ユキメノコ!」



そんな、てきいをむきだしにしないでよ。

アオちゃん、アオちゃん、ねえ、おきてよ。

アオちゃん。



「ユキメノコ、めざましビンタ!」


「!?」



そんな、やめてよ、やめて。

ボクはにげるしかなくて、アオちゃん、せっかくともだちになれたのに。

あれ、おかしいな、めからなにかしょっぱいもの。

まえにもこんなことがあったっけ。

ごめんね、ボク、わすれたくないのに、わすれたい。

ごめん、ごめんね、アオちゃん。

















そのよる、ボクは1りで、さみしくてつきをみてたんだ。

まんまるじゃない、みかづきのおつきさま。

ボクみたいにかけていて、いつだってひとりぼっち。



「ボクはどうして、こんななのかな」



おつきさまだって、こたえられないのはしってたよ。




「あなたがダークライ……ですね」


「だあれ?」



もういやだ、ってきにあたまをもたれかけて、めをとじていたら、こえがした。

りーん、すずのおとみたいなこえ。

あのことはちがう、こうごうしいこえ。

あれ、あのこってだれだっけ。



「私はクレセリア。あなたを倒しに来ました」


「たお……す?」



はい、うなずかれてもわけわかんないよ。

ボクがなにをしたの?

ボクはむしろ、されたほうじゃないの?

ねえ、こたえてよ、ねえ、だれか。

せかいって、こんなにひどいの?



「自分の意思とは関係なく悪夢を見せてしまうあなたは、この世界に必要ないのです」


「! じゃあボクは、どこにいたらいいの?なにしてたら、いいの?」



ふるふる、かなしそうにくびをふった。

クレセリアなら、なんでもわかるようにみえるのに。

クレセリアにもわからないんだね。



「次に生まれ変われた時、あなたに幸多からんことを願います」


「…………」



クレセリアにたおされちゃうのが、うんめいみたい。

いやなのに、みょうにおちついてるボクはれいせいだ。

たおされたくなんて、なかったなあ。

もっとあそびたかった、わらいたかった。

ともだちと、ずっといっしょにいたかった。

やくそく、まもらせてほしかった。

まもってほしかった。




「……もう、どうだっていいや」




またしおっからいなにかが、めからながれて、さいごにじめんをぬらした。















無垢なダークライと友達いない少女でした。

なんだこれ。
自分病んでるかもしれませんね!

駄文すみませんでした!


 title by:確かに恋だった




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