企画

□ジョウト組
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「ざみ゙ぃ゙……!!」

ガタガタ、と大袈裟に震えながら言うゴールドに冷たく言ってやる。


「そんなはず無いだろ、お前なんかネッグウォーマーの上にマフラー付けて
 手袋はめてコートまで着てるんだから」

「そういうシルバーは黒色のコート着ただけだよな……寒くねえの?」

「お前が寒がりすぎなだけだから十分暖かい」

何だよハッ!、とそっぽ向くゴールドは本当に子供っぽい。

前方を歩くクリスが困ったように笑ってなだめている。

クリスも茶のコートを羽織り、マフラーと手袋をしている。

一般的にこんなもんだろ?

レッド先輩や後輩のサファイアなら、半袖で出歩いていそうだ。

勝手なイメージだが。


「シルバー、日の出って何時くらいだ?」

「最近は遅いからな……7時くらいじゃないのか?」

「意外と遅いんだな」

へー、と驚いたのか言いながら歩くゴールド。

こいつは普段、何時に起きているのだろう?

やっぱり勝手なイメージだが、ゴールドは毎日日が高く上ってから起きてきそうだ。


「そういえばどこに向かっているんだ?」

延々と歩いているが、目的地を聞いていなかったことを思い出して問いてみる。


「ん?エンジュにでも行こうぜ」

「ちょっと待て、どれだけの距離を歩く気だ」

何日かけるんだよ、日の出に間に合うはずがないだろ。

あと1時間をきっているのに……なんてのんきな奴。


「ゴールド、だったら空を飛んだ方がはやくない?」

クリスも行き先を知らなかったのだろう、あきれながら提案している。


「ん……その手があったな」

やっぱり眠いのか、オールなんてして疲れているのだろうか。

頭が回らないようで、ゴールドは何故かキメ顔でそう言った。

やめろ、恥ずかしい。


「じゃ、“そらをとぶ”するか」

ポン、と一斉に、ポケモンを出した。



***



「着いた……」

何とか間に合ったものの、すでに空は白んできている。

思ったよりもたくさん人がいて、御来光を拝むためだけにスズのとうが自由解放されていた。

自由解放していいんだ、と何となくびっくり。


「おおっ……!」

調子がいいというか、タイミングがよくてゴールドを先頭に俺たちは日の出を見ることができた。

紅葉した橙の葉に囲まれ、かすかに煌めく氷の粒が空から舞い降り、光指す光景。


「キレイ……」

「そうだな」

この場所でこうして、3人一緒に見ることができてよかった、と思う自分がいるのも事実。

ガヤガヤやっていても、厳かな雰囲気をぶち壊しても、それでも俺はこいつらと
一緒にいるほうがずっとずっといい。

御来光を拝んで、少し優しくなれるような、気がした。



 ガヤガヤ・サンライズ

  (輝くその日に大声で叫べ!)












タイトルもサブタイトルも意味不明。

叫んだらきっと白い目で見られますよね。

シルバーが書きたかっただけ。書き足りない。

正月のジョウト組なら、マリパやって新年からオールもありなんじゃないかな、と。

ゴークリやかっこいいゴールドをお求めの方には本当に、すみませんとしか言いようがないですね!

当サイトでは、基本的にゴールドはその場のノリが全てのヘタレです。

ツッコミをシルバーにやらせるとクリスがあんま喋んなくなる、不思議。

まあ私がシルバー好きだから仕方ないんだろうけどね!←

明けましておめでとうございます!

波音は御来光を見たことがない+スズのとうからの景色が分からなかったので、
すべて妄想(←)で書きました!すみません!
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