企画

□シンオウ組
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ご両親が有名なこともあってか、挨拶があるとかで数分か待ったけれど、割とすぐお嬢様に会えた。


「明けましておめでとうございます〜、お嬢様」

「明けましておめでとうございます、ダイヤモンド」

まず近くにいたオイラから挨拶をして、同じようにパールも挨拶をした。


「なあなあ、ずっと聞きたいと思ってたんだけどよ!」

「な、何でしょうか?」

ただならぬ勢いで、落ち着いて座ろうともせずにお嬢様に質問するパール。

お嬢様もその気迫に驚いたのか、座り直した。


「お嬢さんはお年玉、いくらくらいもらってるんだ!?」


「…………!!!」

お金持ちにそんなけと聞いちゃうか、とオイラはパールの謎の好奇心に驚いたよ。


「……?お年玉、とは何ですか?」

お嬢様は心底困ったように眉を八の字にして、首をこてん、と傾けた。

……可愛い。

じゃ、じゃなくって!!


「お嬢様、お年玉を知らないの……?」

「年の玉……縁起物か何かでしょうか?」

本気で分からないようだった。

世間知らずというか、これを知らないと言うのはどういうことだろう。

さすが名家、ベルリッツ家。


「お年玉ってのはお正月に親戚から子供がもらうお金のことなんだ」

「お正月にお金を……!?」

パールの説明も不足していたようにオイラは思ったけど、確かにそう表現する他にないかも。

お年玉、ってなんだろう?

気づけば3人で頭を抱えて考え込んでいて。

残念なことにあんまり話をすることはできなかった。



 言葉の説明探し

  (相手に自分が当たり前だと思ってることを伝えるのは難しい!)












ギリギリ間に合わなかった……!

完成度も低くて、なんかもう本当にすみません。
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