企画

□本命は後日
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店員さんにレジ袋に入れてもらった。

バレンタインらしくないかな……でも贅沢は言わないでほしい。

ちゃんと手作りを後日、虫歯が治ったら渡すのだから。

これで我慢っていうか……ああもう、なんでこんな面倒なことになったんだろ。

自業自得だけど涙が出そうになった。






サファイアが帰ってきた。

おやつでも買ったのだろうか、満面の笑みを浮かべてビニール袋を振り回している。


「危ないから止めなよ」

「……けち」

意外な反応だ、しかもあっさりと振り回すのを止めた。

どういう風の吹き回し?

分かりやすいはずの彼女だけど、たまにものすごく分からない。


「ルビー、ハッピーバレンタイン!」

手渡されたのは、開封前のポッキー。


「虫歯やし、味見できんから……治ったらちゃんと、作るったい」

真剣に、真っ直ぐにサファイアの群青色の目が僕の目を映す。

青に赤が映る様は、カラーフィルムを重ね合わせているようだ。

紫にはならないのか、とぼんやりと思った。


「ありがとう」

「っ、別にっ!よかっ!!」

横を向いて精一杯に顔を隠そうとする、分かりやすい彼女。

そんな彼女が自分を思う様子が嬉しくて幸せで楽しくて。

またからかってしまう。

ねえサファイア、僕は君のこと以外は考えてないくらい、君のことが大好きだよ。


「バレンタインのチョコがポッキーだなんて、ポッキーゲームするしかないよね」

「せからしかっっ!!」

誰もあんたとなんかしんとね!!と叫ぶ彼女。

君としかする気無いよ、とあきれたら。


「……あたし以外としたら、許さんち覚悟するったい」

照れているのに、どうしてサファイアはいつもそんな言を紡げるんだい?




 本命は後日

 (今は甘い一時で誤魔化させて)













夜中に書いたらダメだね、としか言いようがない。

弁解できないほどに内容が死んでるね!

今回はサファイアって虫歯になったことなさそうだよね→でも虫歯になりそうだよね
→バレンタインはサファイアなら味見をしなきゃ渡せないでしょ→あ……れ……?
そんな感じでしたね、あはははは。

毎回笑ってごまかしている気しかしない。

ポッキーゲームとかね!ルビーのキャラがフワフワしすぎだね!

ルサ書けない、つらい。

ルサが嫌いなわけではないんです、決して!!
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