episode 2
□アフターケア
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…セレビィを使った”ときわたり”事件は、後に”仮面の男”事件として記録に残った。
あれから数日、図鑑所有者たちはオーキドの研究所に集まってた。
「…来ないっスねえ…」
だが、ただひとり、来ていない人物。
そう、ライトだ。
「あー、あと一回でいいからあのお姿、拝見したいってもんだよな〜」
「こらゴールド!探しに行くよ!」
「あ〜はいはい。」
クリスとゴールドは耐えかねてライトの捜索に入る。
仮面の男を追って時間のはざまに入っていったジョウトの図鑑所有者たちは、見事に勝利を収め、無事に帰還した。
『ライトせんぱーい!』
ゴールドは些かルンルン気分で帰ってきたが、ライトが元の姿に戻っているのを見るとあからさまに肩を落とした。
『…じゃ、俺もう行くから。元気でな。』
『ちょっ、待てって。』
レッドが慌てて止めに入るが。、ライトは止まらない。
『カイリュー、行く…』
『3日後。昼2時におじいちゃんの研究所に恋来い。』
『…、気が向いたらな。』
ふと割り込んできたグリーンに少し驚いた様子を見せたが、そのままライトは行ってしまった。
そしてあれから3日、案の定、ライトは来ていない。
「俺たちも探しに行こうぜ。」
レッドの言葉に、残っていた所有者たちも立ち上がる。
「おじいちゃん、行ってくる。」
「おお、気をつけてな。主役がいないんじゃ始まらんし。」
「あぁ。」
オーキド博士に話を通してから、5人はバラバラに行動することになった。
(ライトの行きそうな場所…)
考えてみたグリーンだったが、まるで検討がつかない。
(またジョウトにでも行ったか…?……あ。)
ボン、とリザードンを出すと、グリーンはまっすぐ南へと飛んでいった。