episode 1

□伝説
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---。「あれは!?」


ファイアー、サンダー、フリーザーの動きが一斉に交わる。


「…伝説の鳥ポケモン。機械から発生したエネルギーを集めたこの3匹は…三鳥一体攻撃が可能となる!」


そのナツメの言葉と共に攻撃が放たれ、壁が崩れた。


「うわ…」


凄まじい威力に思わず目を丸くする。


「…3つのタイプを合成する研究は前から行っていた。」

「…イーブイのことか!」

「…?」


ナツメの言葉に急に目を鋭くするレッド。それについていけないライトは静かに話を聞く。


「お前の持つそのイーブイも、炎、水、電気の3属性。伝説の鳥達の一体攻撃を実現させるための試験体だったのだ。」

「------!」


ライトは思わず拳を握った。


「最終調整に必要だったのでレッド…、お前が研究所に転送した好機を狙って取り返したが…もう用はない。」

「っ…」

「ただの実験だったのだからな!ハハハ!」







「ふざけんな…」





「!」


ナツメの高笑いに、ポツリと言ったライト。

レッドは急に切り替わった空気をビリビリと感じていた。




「試験体に実験だァ…?」




手には2つのボール。




「お前らに良いように扱われて…。でもその後、レッドのとこに行けたんだな。」


"よかったな、良い主に会えて。"


そう言ってイーブイに優しく笑いかけると、イーブイは大きく頷いてくれた。


それを確認してから、握っていたボールを投げた。







「命を使って…自然を弄ぶんじゃねええぇぇぇぇぇ!!」
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