当たり前の日々(ヘタ夢小説)

□転校初日
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「ここが日本高校か〜」

初めて訪れたこの地で
僕は深呼吸をしてみる
というよりも行く先々で
いつもこうしちゃうけどね

「(すぅ〜〜・・・)」

おいしい・・・
こんなにおいしい空気なんて
初めてだ
なんだか、
こんな空気を吸っていたら
故郷の田原を
懐かしく感じてしまう


ここを選んでよかったぁ〜!
なんて一人で叫んでいたら・・・

「・・・お前、
こんなところで
何やってんだ・・・?」

偶然背の高い男の人が現れた
やばい、変な人かと思われてる(汗
でも慌てて弁解するより先に
その彼の容姿に思わず
目がいってしまった


・・・金髪で深緑に澄んだ瞳だ
俗に言うイケメンて
こんな感じなんだ
・・・やたらと眉毛が太いけど

外見からして
おそらく外国の人かな?
・・・日本語が達者だなぁ


思わずその人の方を
穴が開くくらい、
除きこむように見ていると

「な・・・なんだよ、
お、もしかして
喧嘩売ってんのか??」


外国の人らしき人が
指をポキポキならしてきたので

「い・・・いえいえ!
違いますうぅうううう!!!」

慌てて叫んだ
・・・僕、喧嘩だけなら
真っ先に負ける自信が
あるじゃんね(汗
にしても・・・


僕・・・何もしてないのになぁ


喧嘩っ早い人だなぁと思いつつも
その人の制服を見てみると・・・

「あ・・・」


「な、なんだよ!
お前はさっきから!!
変なやつだな!」


先に話しかけてきたのは
そっちじゃんか
そう思いつつも、とりあえず
閉口しといて・・・

ここに来た経緯を彼に話した


「・・・という訳なんです」


「ふ〜ん・・・
・・・って、それって
俺の通ってる
高校の転校生っつうこと
じゃねーか!?」


気づくの遅っ!!

「はい・・・
まぁ、そうなんです・・・」

あ〜・・・
転校初日からなんだか怖い
眉毛の太い人に脅されるし
・・・学校への道も分かんないし


はあ〜・・・
と溜め息をついたのを見て
彼は・・・

「お、もしかしてお前、
学校への道、知らねぇとか??」


ぎくっ!!

思わず冷や汗が出てしまった


「図星だな
よし!それならこの大英帝国様が
案内してやろう!!
あ、別にお前のためなんかじゃ
ないんだからな!」

じゃあ、誰のためなんだろう(汗
これが俗に言うツンデレなのかな
でも案内してもらえるなんて
助かった
彼は案外いい人かもしれない
人は第一印象で
決めるものじゃないなぁ

「ありがとうございます、
わざわざ僕のために・・・」

「礼なんて言われたって
嬉しくないんだからなぁ!
ばかぁ!!
さっさと行くぞ!!」

「は、はい!!」


怒らせちゃった!?
何だかよく分からない人だなぁ
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