呪われた少女はアクマを救う! 休止

□☆夢と巻き戻しの街☆
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少し肌寒い早朝。
教団のとある一室に、一人の眠る少女の姿があった。死んだように静かに眠るのは…紛れもない、琥珀だ。
琥珀はただただ安らかに寝息をたてている。
「きゅぅ…」
相棒であるマオは、そんな琥珀の枕元に座り、ジッと彼女の姿を伺う。
だが起きる気配は無い。
マオは琥珀の頬に、自らの額を寄せると心配そうに鳴いた。

…実は琥珀。
2日前に任務から帰ってきてからというもの、ずっと寝たきりなのである。
マオ「…きゅ…」
別に、このような事が起こったのは今回が初めてではない。
だが、琥珀が眠り続ける、その理由が未だに分かっていない為、相棒であるマオとしてはかなり心配なのである。

ごそ…。
マオは琥珀と同じ布団に潜ると、琥珀に寄り添うようにして目を閉じた。
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