□ブックタイトル
ピルでアンチエイジング

□執筆開始日
----年--月--日

□カテゴリー
コラム
 総合

□概要
ピルというと、避妊薬というイメージが強いのですが、実は美容やアンチエイジング効果が期待できる薬としても評価されています。

□読者へのメッセージ
ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を配合した錠剤です。

女性の自然の周期では、このエストロゲンとプロゲステロンが同時に出ているのは、排卵してから生理が来るまでの間と、そして妊娠している時です。
つまり、これら女性ホルモンを利用し疑似妊娠状態をつくることで排卵そのものを止め、避妊効果を得ているわけです。

この避妊効果がピルの元々の機能なのですが、副効用として

・生理痛や生理出血の緩和
・子宮内膜症の予防と改善
・更年期症状の予防
・卵巣ガン、子宮体ガンの予防

に加えアンチエイジング(美肌や若返り)効果が得られる点に注目が集まっています。

かつてはピルに対する偏見から、ガンのリスクが言われていましたが、最近の研究ではむしろ逆だという結果が出ています。
このように良い事づくめに思えるピルですが、服用を制限される場合があります。
35歳以上のヘビースモーカー、中性脂肪やコレステロール値の高い方、高血圧の方、妊娠中の方等は処方してもらえません。

避妊とアンチエイジングの両立を図りたい方、ピルの服用を検討されてはいかがでしょうか?

ご参考までに

ピルはエストロゲン(卵胞ホルモン)等の量によって高用量(0.05mg以上)、中用量(0.05mg)、低用量(0.05未満〜0.03mg)、超低用量(ミニピル・0.03mg未満)に分けられます。
避妊目的のピルは一般的には低容量ピルを指します。
生理痛や不正出血等の治療に用いるのは主に中容量ピルです。
低容量ピルは治療薬ではなく避妊薬のため、保険が適用されません。


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