□ブックタイトル
良い油でアンチエイジング

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□カテゴリー
コラム
 総合

□概要
最近切れやすい人が増えたことや肥満や生活習慣病の原因の一つにジャンクフードの摂り過ぎが指摘されています。
ジャンクフードは、脂肪と糖分が豊富で高カロリーで、ビタミン、ミネラルは極端に不足しています。
切れやすくなるのは急激な糖分の摂りすぎが原因なのですが、肥満や生活習慣病の原因としてジャンクフードに使用されている油にも様々な問題があるようです。

□読者へのメッセージ
最近切れやすい人が増えたことや肥満や生活習慣病の原因の一つにジャンクフードの摂り過ぎが指摘されています。
ジャンクフードは、脂肪と糖分が豊富で高カロリーで、ビタミン、ミネラルは極端に不足しています。
切れやすくなるのは急激な糖分の摂りすぎが原因なのですが、肥満や生活習慣病の原因としてジャンクフードに使用されている油にも様々な問題があるようです。

今回はこの油について、健康管理や美容、更にはアンチエイジングの視点からと着目してみたいと思います。

私たちはさまざまな食材から様々な油を摂取しています。
この油は大別すると「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されます。
基本的には身体に良くない油が「飽和脂肪酸」、身体に良い油が「不飽和脂肪酸」と言えます。
その他、身体に悪い油として注目され、欧米では使用が規制されているトランス脂肪酸は科学的に合成された「飽和脂肪酸」で、多量に摂取するとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるといわれています。
このトランス脂肪酸はマーガリンやショートニングに多く含まれており、ジャンクフードはもとより食感をよくするためにビスケット、クッキー、ドーナツ、ケーキ類にもよく利用されています。

一方良い油と言われる不飽和脂肪酸はさらに、「オメガ3系」「オメガ6系」「オメガ9系」の脂肪酸に分類されます。

各脂肪酸の種類とその影響や効果について整理してみましょう。

【飽和脂肪酸】
 肉の脂(ラード)、バター、牛乳、チーズなどの乳製品、トランス脂肪酸という形でドーナツやケーキ等の洋菓子に多く含まれます。飽和脂肪酸は皮下脂肪になりやすいだけでなく、摂りすぎることでコレステロールや血圧を上昇させ生活習慣病の原因になります。

【不飽和脂肪酸】
 ◎オメガ3系脂肪酸・・・魚油、亜麻仁油、エゴマ油、しそ油
 オメガ3系は主に青魚に多いDHA・EPAのほか、亜麻仁油やエゴマ油などに含まれるα-リノレン酸がこれにあたります。摂取しても体脂肪になりにくく、また体の炎症的変化を軽減したり、血をサラサラにして血液凝固を防いだり、細胞や組織のがん化を防ぐ効果があると考えられています。必須脂肪酸の一つで、積極的な摂取が望まれます。

 △オメガ6系脂肪酸・・・サラダ油、コーン油、大豆油、ゴマ油、紅花油、綿実油、ひまわり油
 必須脂肪酸の一種で、主にリノール酸から構成される油です。一時期は身体に良いとされていましたが、この摂り過ぎがガンやアレルギーの原因になると言われており、摂り方に注意が必要です。

 ◎オメガ9系脂肪酸・・・オリーブ油、なたね油、パーム油
 オレイン酸から構成される油で、オリーブ油を多く摂取する地中海各国では心臓疾患が少ないことから一躍注目を浴びています。特にオリーブ油はLDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪を減らし、酸化しににく、強力な抗炎症作用を持っている事からアンチエイジング効果が期待できます。必須脂肪酸ではありませんが、オメガ6系脂肪酸の弊害を打ち消してくれるので、積極的に取りたい油です。

以上を整理してみると、身体に良い油の摂り方は『肉や乳製品からの油の摂取を控え、揚げ物類からの油の摂り過ぎに注意し、オメガ3系の魚油(DHAやEPA)、亜麻仁油、オメガ9系のオリーブ油の摂取を増やす』という事になるのではないでしょうか。
悪い油の摂取を減らし、積極的に良い油を摂取して健康美とアンチエイジングを目指してください。


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