短編

□嫉妬
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鼻歌を歌いながら歩いていると
サスケに腕をひかれた。


「なに?サスケ。」

「…お前さ、もう少し周り見ろよ。」

「へ…?」


サスケの言葉にアタシは少しショックを受ける。
そりゃそうだ。

好きな人に、嫌われてるようなこと言われたんだから…


「そ、そっか…。」

「あぁ。」


あーだめ、泣きそう。


「ったく…俺の心臓が持たねえんだよ…」

「ごめ・・・・・え?」

「・・・・・あ。」


そう呟くとサスケは口を自分の手でふさぐ。
アタシはポカーンとだらしなく口を開けてサスケをみていた。


「今、なんて…」

「うるせ、忘れろ。」

「ちょ、もっかい!」

「忘れろって―の!!」


そう言って走るサスケ。
アタシはそんなサスケを追いかける。

サスケは耳が真っ赤でした。













「サスケー」

「んだよ!!」

「好きだー!!」

「…俺もだよ、くそ!!」
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