目で追う物語

□七話
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いつも暇なメカクシ団。
いつもどおりに普通の日常が続くと思ったのに・・・

みんなが慌ててる?

何があったの?


「ミカゲがいない!!」


え・・・?
ミカゲ・・・・・?

どうして、どこに行ったの?


「わからない・・・」

「キド!
 俺少しそこらへん探してみるっス!!」

「あぁ、頼む!
 マリー俺達も行くぞ!!」

「う、うん!」


どうして・・・?


「カノ、お前は残ってろよ!
 いいな?!」


みんな居なくなる。
どうして・・・居なくなったの?

ねえミカゲ・・・・・。


まわりが真っ暗になる。


"気持ち悪い"

「え・・・?」


子供の声。
これは・・・


"なんでずっと笑ってるの?"


過去・・・の僕への言葉・・・!


"不気味だ"

「なん、で・・・」


嫌だ


"なんなの、コイツ"

「やめ、ろよ…」


誰か・・・


"死ねばいいのに!"

「やめっ・・・」


助けて・・・・・っ!!


その時一つの光りが見えた。
眩しくて目をつぶると肩を叩かれる。

後ろを振り向けば


「・・・カノ。」

「ミカゲ・・・・・?」


にっこりと笑うミカゲ。


「よかった・・・戻ってきたんだ、ね・・・」


へへっと笑うミカゲ。
震える声。
こんなにミカゲがいるだけで安心する。


「大丈夫。」


ぎゅっとミカゲが僕を抱きしめる。


「ちゃんと、カノはアタシが護るから・・・
 傍にいるから、ね?」

「っ・・・ミカゲ・・・?」


そこで目が覚めた。
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