短編
□いつでも妬いて妬いて
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「ナツキ〜〜今日バイトないからひまっすよ〜〜!!」
「んぐう!?
ちょ、セト!
いきなり抱きつかないでよ!?」
ぎゅーっとセトがナツキに抱きつく。
「マリーは?」
「まだ寝てるっす。」
「もうお昼でしょ。起こしなさいよ。」
「可愛すぎて起こせないっす。」
「死ね、このやろう。」
ごすっとセトの頭に拳骨を食らわすナツキ。
「いだっ!」と短くセトが悲鳴を上げる。
ちょっと・・・・・
「ねえ、ちょっと。」
「ん?なあに、カノ。」
首をかしげるナツキ。
いや、可愛いけど…
「セト…ちょっと。」
「なんすかー?」
そう言ってセトを僕の部屋に連れ込む。