短編
□プロポーズ
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「ナツキ、お前午後から暇?」
急に彼氏からそんな言葉を言われ、事務仕事を一時停止する。
顔を上げて彼氏のシカマルを見ればシカマルは私がしていた書類を見ている。
「一応コレ終わったら帰っていいらしいから
暇だけど…」
「ん、そっか。」
「どうしたの?」
「んー?」と呟いてようやくシカマルと目が合う。
あ、久しぶりだ。
「俺たちこうやって話しするのも久しぶりじゃん?
俺が長期任務とか多いせいで。」
「まあ、そうだね…」
「だから俺も午後から暇だし…デート、しようぜ?」
「えっ」
シカマルの言葉に自然と頬が熱くなった。
その反応が良かったのかふとシカマルはかっこよく笑う。
「その反応はOKってことで良いよな?」
「う、うん!」
「じゃ、2時くらいに公園のベンチな。」
「わかった!」
そう言って私たちは約束した。
嬉しすぎて仕事も早く終わり、着替えを済ませて早めに待ち合わせ場所に向かう。