NARUTO
□十七話
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ちょうどカカシさんたちが任務に出かける前にグレンにあった。
一緒にグレンも同行するらしい。
「どこに行くの?」
「波の国らしい。」
「波の国ねえ…」
さてはて、思いだしたいが何も出てこない。
ふぅ、とひとつ息を吐いて僕は苦笑いした。
「じゃあ、気をつけてね。
頑張って、みんなのことよろしく。」
「任せとけっ!」
そう笑ってグレンは任務へと歩を進めた。
僕も今日は何も補佐することがないためカレンの元へと向かった。
「カレーン。」
「!夏。」
僕に気づいたカレンがぎゅーっと抱きつく。
「なんもされてない?」
「大丈夫だよー。」
「…そう。」
にこっと笑ってカレンは後ろにいた少年たちを紹介する。
「こっちの女の子はテンテン。
そしてリーとネジ。」
ぎゅむーっとカレンがテンテンを抱きしめながら説明する。
髪が長いためくすぐったそうだ。
「どうも笹月夏です。
よろしくね。」
「よろしくお願いします!」
「よろしく!」
「…フン。」
わぁ、ガイ先生そっくり☆なんて思ったけど
気づかなかったことにする。
「ところでここ担当のガイ先生は一体どちらに?」
「あ、ガイ先生なら「隙有りぃいいぃいいい!!」あ。」
「っ!」
後ろから声が聞こえ振り向けばそこにはお目当てのガイ先生がいた。
見事な膝蹴りが迫ってきたがそれを直前で転がってかわす。
それから地面に苦無を二本ガイの着地地点をはさんでさす。
「よくぞかわs「二つ星!」ぐはっ」
「ガイ先生!!」
そのまま吹っ飛んで岩に衝突していく。
「夏、今のは…?」
「ん?あぁ、二つ星。
二本の苦無をさしてその直線上に存在したら吹っ飛ばされる。
あんなふうに。」
指差して言えば煙が立っていた。