目で追う物語

□一話
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「久しぶりっすミカゲ!!
 元気にしてたっすか?今までどこ行ってたんすかー!!?」

「ちょ、いだだだだだだ痛い!!
 セト痛い!!
 つか、危ないでしょーが!ナイフ!ナイフあるんだぞ!!?」

「関係ないっ!!」

「あるわっ!!」


くわっと怒る男。
どうやら仲間のようだ?(疑問形)


「お、おいこれは一体…」

「あ、シンタローさん説明するっス!
 この人は…」

「あ、マリー。」


男はドアの方を見る。
なんで説明の時に…!!


「ミカゲ!
 ミカゲだあ!!」

「おう、久しぶり!」


ぎゅっと抱きつくマリー。
どうなってんだ?


「あ、この人はミカゲっす!
 シークレットナンバーの!!」

「シークレットナンバー?」


なんでシークレットナンバー?


「番号が付けられるの嫌いだから。」

「心を読むなっ!!って、へ?」


俺の間抜けな声にミカゲとよばれた男は笑う。
コイツ一体…


「残念だけど、僕は見通す事が可能なんだ。
 心も、その人の過去も、能力もね。」


そういって男は笑う。


「あと、アタシは女だよシンタローくん。
 失礼なこと言わないでね、童貞君?」

「ぶっ!!」


しっかりマリーの耳元はミカゲの手によって塞がれていた。
コイツ…!


「ぶほっww
 良いキャラですねご主人ww」

「うるせえ…」


そんなこんなでメンバーが増えた。
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