短編

□嫉妬
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カンカングサ・・・


・・・・・。


まあ、シーンとしますね。
うん・・・。

当たったの三本中一本だもの・・・


「イ、イルカ先生・・・」

「・・・あー・・・あと二本。
 また三本投げて二本当てよう!な?」

「は、はい・・・」


半泣きで的を見る。
くそ、見えないぜ!!

っと思うとそっと手が添えられた。
後ろを見ればサスケ。


「サスケ・・・?」

「的を真っ直ぐ見ろ。」

「あ、うん・・・」


的をじっと見つめる。


「いいか、中心を狙うんだぞ。
 集中して・・・肩の力を抜け。」

「う、うん・・・」

「そのまま・・・」


アタシの投げ方は上からじゃなく、サイドから。
そのままサイドから投げる。


グサグサグサッ


「あ・・・。」

「おぉ・・・・」

「「「「「あ・・・っ!」」」」」

「わんっ!」


全て的中。


「よっしゃー!」

「すっげー!!」

「良かったね、ナツキちゃん!」

「うん、ヒナタ!」

「よっし、ナツキ合格・・・っと。」

「やったあ!!」


ビョーンッとその場で跳ね上がる。
そして後ろにいたサスケに抱きついた。


「っ!?」

「ありがとう、サスケ!!
 サスケのおかげだよ!
 本当にありがとう!!」

「お、おい・・・」


顔を赤くするサスケのことなんか知らなかった。
もちろん、まわりからじとっとみられていることも。
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