短編

□光
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何もないため里をひとりでブラブラと歩いていた。
ガイに途中で決闘を申し込まれたが
背負投げして、分身の術を出し分身をおわせといた。


(たく、面倒くさいなー)


はあ、とため息をつく。
甘味処を見ると女子集団がいた。

そういえばあの少女はどこにいるのだろうか。
どんな顔をしてるんだろう。

ふとそう思ったが思いをすべて消し一歩踏み出した時だった。


「はーい!
 みたらし団子10本お待たせしましたー!」

「!!?」


聞き覚えのある声に振り向く。
そこにはピンクの着物を着ている少女がいた。
身長はーカカシと同じくらいだった。


(ま、まさか…)


「よぉ嬢ちゃん相変わらず仕事早いねー
 忍さんかな?」

「やだなー僕が忍なんてできるわけないじゃないですか〜
 ねー女将さん!」

「そうですよ、うちの可愛い看板娘なんだから。」

「嬢ちゃんいねえと儲けねえもんな!」


そう言って笑い合っている。


「お姉さん餡蜜くださーい!」

「はい、少々お待ちくださいねー!」


キュッと音を鳴らして少女はすぐさま台所に行った。


(・・・・・いやいやいやいや待てよ!?
 暗部が普通ここで働くか!!?)


冷や汗をダラダラ流しながら
少し気になって足を運んでみた。


「はい、餡蜜おまちどー!」

「ありがとうございまーす!」

「たべよたべよー♪」


楽しそうにする女子集団を見て少し寂しくなる。
ふと、リンを思い出したからだ。

うつむいているとトントンと肩を叩かれた。
その動作に覚えがあって勢いよく振り向くときょとんとする少女。


「お客さん…ご注文は?」

「あ…っと三色団子で。」

「はい、ただいまっ!」


笑顔を向ける少女に心臓を射抜かれそうになった。
めちゃくちゃ可愛い。
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