NARUTO

□二話
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そんなわけでお買物のために町に来ましたが・・・
視線が痛い!すっごく痛い!!

まあ、あたりまえか。
異世界の制服だし、ここの服装とは全く違うし。
ついでにセーラーね。セーラー。

てか・・・


「食べ物屋さんとかどこ・・・」


途方に暮れるしかなかった。

あーもーそこまで考えてなかったよー!!
カカシ先生連れて来れば良かった!!

あーあと思った矢先、聞き覚えのある声が耳に入る。


「だーから、俺だってすぐにできるってばよ!」

「とか言って、いつもイタズラばっかりだろ・・・」


この声、この口癖・・・間違いない!!
ばっと顔を向けると"一楽"という文字。

やっぱりいぃいいぃ!!


「イルカさんっ!」

「おわっ!?」

「ん!?」


イルカさんは眼を丸くしてアタシを見ている。
あ、やっぱり隣でラーメン食べてるのナルトだ!


「なんでお前がここに・・・」

「ん?この女の人誰なんだってばよ、イルカ先生!!
 彼女?彼女!?」

「ちがうわっ!」


くわっとイルカさんが怒る。


「こんにちわ、アタシは笹月夏だよ。
 よろしくね、君は・・・」

「うずまきナルトだってばよ!」

「うん、ナルト。
 よろしくね。」


アタシがそう言って笑顔でナルトに握手を求めた。
おずおずとしながらナルトはアタシの手を握った。

あぁあ可愛いなあ・・・
いつも悪戯っ子なのに・・・


「で、夏は何しに来たんだってばよ?」

「あ…んーと・・・」


ちらりとイルカさんを見る。
もちろん、はてなマークだ。


「イルカさん・・・ここの町案内していただけませんか・・・?;」


苦笑いしてアタシが言うと、イルカさんは「あぁ、成程・・・」と口にした。
もちろんナルトも「俺も案内するってばよ!」っと声に出す。
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