NARUTO

□三話
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「あ、先生そういえばこの笹月って人はどんな人だったんですか?
 英雄だって訊きましたが・・・。」

「うーんそうだね・・・」


カカシ先生がじっと空を見つめる。


「まあ・・・良い人だったとは思うよ。
 正義感があって責任感もあって、仕事もテキパキやるし・・・みんなにも好かれていたね。」

「・・・・・へえ。」


そんな人とアタシが同じ名字・・・
なんか可哀そうだな、その人。

ふと前を見ると使われていないであろう、二階建ての家があった。
雑草ぼうぼうだ。


「ここ・・・みたいですね。」

「入ってみようか。」


渡された鍵で開けて部屋に入る。
うっわ・・・埃っぽい・・・


「じゃあ、俺は二階探すから・・・
 夏は一階の方を宜しく。」

「はい、わかりました。」


なんか宝探しみたいで楽しいな・・・
さてと、とりあえず・・・台所とかはあり得ないし・・・自室とか書庫?かな・・・

リビングらしき場所に行くと二つのドア。
赤いドアと青いドアだった。


「赤い糸と、青・・・青・・・」


だめだ、なんも思いつかない。
まあ・・・


「赤い糸よ!私に道を現せー!!」


バンッ


ん、なんだ?
また床がないぞ?
もーダメじゃないか・・・って


「むきゃああぁぁあああぁああ!!?」


落下しました。















どうやら二階にはそう言う物はないみたいだな・・・
寝室とかに変わった仕掛けもなさそうだし・・・
後は子供部屋とかか・・・あそこも探したけど無し。

ってことは・・・


「一階か「むきゃああぁぁあああぁああ!!?」っ!?」


夏の叫び声。
なんだ!どうした!!?

急いでおりてみたがそこには夏の姿はなかった。

どこに行った・・・!?

    ・・・・・・
そこには青いドアだけがあった。
こっちで何かあったのかと思い、ドアを開けてみると


「・・・・・なんだ、これ?」
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