NARUTO

□四話
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「・・・うぅむ・・・」


巻物を開いてみたは良いが・・・かすれてて見えないな。
口寄せの術か・・・


「おーい、カカシ。」


アスマの声に俺は巻物を閉じて木の上から下を見る。
ニヤリとするアスマ。


「お前の教え子・・・すげーぞ。」

「??」


どういうこと?
木の上から降りて、アスマの指の先を見た。


「!な・・・」


そこには目を閉じて集中している夏と
周りに集まるチャクラだった。


「これは・・・」

「一時間半でコレだ。
 アイツ忍の才能があるんじゃないか?」

「・・・かもしれないな。
 クナイも一発で五本中三本あてたからな。」

「なに!?」


アスマが俺の言葉を聞いて目を丸くする。
あ、言ってなかったっけ??

・・・・・ん?


「なんか変な感じだな・・・」

「は?」

「なんだろう、手がしびれる感じ・・・」


チャクラは使ってないはず・・・
まさか!

ばっと夏を見る。
明らかにチャクラの量が増えていた。


「夏、もういいぞ。」

「!はい。」


夏が目を開ける。
チャクラの風はやみ、手の痺れもやんだ。

もしかして・・・


「夏の能力には・・・チャクラを吸い取る能力もあるのか・・・?」

「え?」

「・・・目を開けたままやってみて。」

「あ、はい。」


一度目を閉じ、夏は一度息を吸うと目を開く。
そこにはもうチャクラが集まっていた。

チャキッとクナイを構える。


「お、おいカカシ・・・それは。」

「夏、かわしてね?」

「え・・・?」


本気でクナイを三本投げる。
ぎょっとしたが夏はそれを全て避けた。


「っぶな・・・・・っ!」

「ふぅん・・・」


チャクラはちゃんと足に溜めたままか・・・
合格としか言いようがないな・・・


「じゃあ、もう一つ。」

「はい?」

「手を使わないで木を登って?」

「・・・へ?」


あ、これって確か・・・漫画でもやってたな。
でも、サクラ以外時間かかってたよな・・・

アタシにできるのか・・・?


「あきらめる?」


笑顔でカカシ先生がいう。
諦めるって…


「絶対に嫌っ!!」


アタシはそう言うと木に向かって走った。
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