NARUTO

□五話
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あの野郎・・・木をピョンピョン飛び跳ねやがって!!
なんだよもー!!


「そんな普通に走っているのではついてこれないぞー!
 忍たるもの木を飛んで移動しろ!」

「んなもんできるかー!!」

「やる前からやれないというとはダメなやつだ!」


ダメなやつ・・・だあ・・・?


「んだとごらあ!!」


チャクラを足に溜め思いっ切り高く跳びガイにひざ蹴りをくらわす。
つもりだった。


「ほっ!」

「!」


軽く上に飛びガイはアタシの腹に蹴りを入れる。
勢いよく地面にたたきつけられた。


「ぐぅ・・・!」

「甘い。」


くそ・・・重い…!
これが上忍の力・・・か。


「無理か?あきらめるのか?」

「・・・。」


無理?あきらめる?
そんなの・・・


「絶対嫌だ!!」


そう言ってアタシはもう一度跳ぶ。
その行動にガイはふと笑い、また距離を離す。


「待てやっ!」

「捕まえてみろ!どんなやり方でも認めてやる!!」

「んの・・・!」


ショルダーに手を伸ばす――がそこにはカバンさえもなかった。

そうだ、カカシ先生に渡したんだった。
刀も一緒に・・・

ならこれは全力の・・・肉弾戦か・・・!


「なめんなよ…!」


もう一度ひざ蹴りをくらわす予定だった。


「二度も同じことが忍にきくと――」

「んなわけっ!」


ひざ蹴りでかわす所を見るとガイのいた木に手をつけ
そのまま思い任せに足を勢いよく伸ばした。

アタシの足がガイの背中にめり込む。


「ぐっ・・・」

「っし!」


バクテンで、次の木に乗り移りガイの動きを見る。
背中をさするガイ。

・・・・・そんなにダメージはないか。


「そう来たか・・・良い蹴りだ!」

「Mかっ!!」


あ、こら、突っ込むなアタシ・・・。


「しかし…これはどうかな」

「!」


ガイが目の前に迫り、右ストレートをくらわしてきた。
それをいなし、アタシも蹴りをくらわせるが受け止められる。

にやりと笑うガイ。

やばい、これは・・・
本当に漫画みたいな戦いになりそうだな。
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