NARUTO

□七話
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「・・・・・で、なんでお前夏まで呼んでるんだよ!!
 馬鹿ナルト!!」

「「きゃーー!」」


二人で叫ぶ。
うん、びっくりだよ、きた瞬間お説教だもん。


「だ、だって夏も用事あるって言ってたから・・・一緒に来たんだってばよ!」

「え?」


チラリとイルカさんが僕を見る。
頷いて、僕は袋を手にした。


「これ、話していたお土産です。」

「え、本当に買ってきたのか!?」

「はい。」


なんでそんなに驚くの??


「・・・バンダナ?」

「はい!腕にでも巻いてくれると嬉しいなーなんて・・・」


そんなの夢だけでも良いよ…ってえ?
きゅっと結び目を強めるイルカさん。

左腕には僕のあげたバンダナがあった。


「ありがとな。」

「は、はい!!」


あぁあぁぁああぁぁぁ嬉しいよー!!


「あれれれー?イルカ先生顔が赤いってばよ?
 なーんでかなー??」

「なわけあるか!」


ペシンッと頭を叩くイルカ先生。
「いてえー!!」と叫んで頭をさする涙目のナルト。


「じゃあ、俺はこいつに用があるから・・・またな。」

「はい、また!」


そうしてナルトは連行された。
可愛いそうに・・・

ふと影が僕自身を包むようにうつった。
ん??


「むぎゃっ!?」

「なんでここにいんのー?」

「カカシ先生!!」


髪の毛を引っ張ったのはカカシ先生だった。
おぉう…びびった・・・。


「いや、イルカさんにお土産渡す為に来たんです。」

「へーそうなんだ。」


興味なさそう。


「丁度良かった。
 君のチームの人達が決まったからついてきて。」

「あ、はい。」

「よし、良い返事だ夏くん。」


・・・・・あ、変な感じ。
な―んかいや・・・。

そんなこんなでついていくことになった。

どんな人たちがいるのかなー・・・
怖い人だったら嫌だなー・・・


「入るよー」


ガチャリとドアが開く。

そこにいたのは赤い髪の少年と、茶髪の少女だった。
年は同じくらいだろう。
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